面接で大学で学んだことやその学部を選んだ理由を聞かれた場合
特に新卒者や第二新卒者中心に、大学で学んだことや研究テーマに関して面接で質問されることがあります。その際には学業によって視野を広げたことや身に着けた姿勢などに触れ、それを入社後のどのように活かせると考えているかを答えると良いでしょう。面接官は専門的な知識の有無まで知りたいわけではないので、研究内容について踏み込んだ回答をする必要はありません。実際問題として、中途採用で専門分野から離れていた時間がある場合には、実務に役立たないことが少なくありません。新卒者であれば、残りの学生生活で研究をどのように進めていきたいかについて触れることもできます。
この他、何故その学部や大学を選んだのかという質問をされることもあります。一番望ましいのは、大学受験の段階で明確な目的意識を持ち、将来進みたい道があるから選んだこと、そこで学んだことと応募先の業界や仕事との間に関連性があることです。学部や専攻を本人が主体的に選んだのなら、面接官も応募者の志向を把握することができます。しかし、実際にはその大学にしか合格できなかったとか、「つぶしがきく」という理由で学部を選ぶケースが多いのが現実です。その場合でも学業を通して得たことや、それが契機となって応募先の業界を目指すようになったことをアピールすれば、面接官を納得させることができます。